【HARG＋®療法】『千葉』美容整形・美容外科・美容皮膚科なら千葉中央美容形成クリニック

HARG＋®療法とは

AGA治療に用いられるHARG＋®療法ですが、どのような治療なのでしょうか。まずはHARG＋®療法について詳しくお伝えしていきます。

毛髪再生を促す製剤を頭皮に注入する施術

HARG＋®療法は、毛髪再生効果の期待できる製剤を直接頭皮に注入する治療です。細い針を頭皮のごく浅い位置に刺入し、薬剤を注入していきます。
AGA治療というと、飲み薬や塗り薬による治療がメインで行われてきましたが、HARG＋®療法は有効成分を薄毛部分にダイレクトに届けることができるため、より高い治療効果が見込まれます。

従来のHARG®療法とは使用する製剤が異なる

HARG＋®療法は、HARG®療法がさらにバージョンアップした最新の治療です。
HARG®療法では、ヒト脂肪幹細胞培養上清液（ひとしぼうかんさいぼうばいようじょうせいえき）の成長因子を注入していましたが、HARG＋®療法ではヒト脂肪幹細胞培養上清液を特殊ろ過して不純物を取り除いた「エクソソーム」を注入します。限りなく不純物を取り除いており、今まで以上の発毛効果を期待して「HARG+®（ハーグプラス）療法」という治療名になりました。

限られた医療機関でのみ受けられる治療

HARG＋®療法は、日本医療毛髪再生研究会に所属している医療機関でのみ受けられる施術です。一般的なAGA治療薬の処方は、皮膚科などの病院やAGA治療専門クリニックでも受けられますが、HARG＋®療法は限られた医療機関でしか施術を受けられません。施術を希望される方は、事前に医療機関に確認しましょう。
なお、千葉中央美容形成クリニックではHARG＋®療法を取り扱っておりますのでお気軽にご相談ください。

HARG＋®療法の主な成分

• ExoSCRT®（エクソスカルト）エクソソーム100億個｜幹細胞の持つ能力を保持した物質
• 成長因子10種類（Noggin、FGF、SCF、TMB4など）
• 毛髪に適した成長因子
• 毛髪用のビタミンなど29種類（ビオチン、カッパートライペプチドなど）
• 抗炎症miRNA30種類（miRNA231、miRNA835、miRNA391、miRNA100など）

HARG＋®療法には上記のような成分が含まれています。

「ヒト脂肪幹細胞培養上清液」とは

ヒト脂肪幹細胞培養上清液とは、人間（ヒト）の体内に存在する幹細胞を培養し、不純物を取り除いた上澄み液のことを指します。
幹細胞にはサイトカインと呼ばれるタンパク質が含まれており、細胞自身の成長や増殖に働きかけます。サイトカインは体内の損傷した細胞・組織の機能回復に重要な役割を果たしており、老化等によって衰えた細胞の回復をサポートします。そのため、美容や整形外科分野でもさまざまな治療に用いられているのです。
この幹細胞を試験管上で培養し、遠心分離によって不純物を取り除いたものを上清液（じょうせいえき）と呼びます。体内の自然な状態に近いサイトカインを得ることができ、毛髪再生にとっても高い治療効果を期待できます。

「エクソソーム」とは

エクソソームは、細胞から細胞にメッセージを届ける「細胞間の伝達物質」のことです。内部には分泌された元となる細胞の成長因子・タンパク質・脂質・核酸（miRNA:マイクロ・アールエヌエー）などが含まれており、さまざまな効果を期待できます。

• 細胞増殖
• 抗細胞老化
• 抗炎症効果
• 再生能力
• 細胞吸収力
• 免疫調整
• シグナル伝達力

エクソソームの対象となった細胞は再び活性化され、本来の働きを取り戻します。髪の毛の場合は、上図のような薄毛要因をエクソソームに含まれる成長因子・タンパク質・核酸（miRNA:マイクロ・アールエヌエー）などがブロックするため、薄毛の進行を抑えて発毛を促進するのです。

HARG＋®療法のヘアサイクルに対するアプローチ

髪の毛は成長する、抜けるというヘアサイクル（毛周期）を繰り返しています。
成長期：毛髪が太く長くなる
退行期：毛髪の弾力がなくなり細くなる
休止期：毛髪が抜ける
ヘアサイクルは成長期〜休止期までに約5年かかりますが、AGAなどの脱毛症を発症すると、成長期が短くなり脱毛が増加するのです。また、休止期が停滞して新しい髪の毛が生えるまでの期間が伸びてしまうため、地肌が透けて見えるようになってしまいます。
このようなヘアサイクルは、毛乳頭細胞の働きを促進するサイトカイン、抑制するサイトカインによってコントロールされているのです。では、HARG＋®療法がどのようにヘアサイクルに作用するのかをみていきましょう。

1.ヘアサイクルの正常化に働きかける

HARG＋®療法で用いるエクソソームを抽出した製剤には、毛乳頭細胞の働きを促すサイトカインを活性化させる作用があり、成長期を長く保てるようになります。また、休止期から成長期への毛包再生を促進する効果が期待できるため、乱れたヘアサイクルが元のヘアサイクルに戻るのをサポートします。

2.髪の毛の成長を促す

エクソソームを投与したところ、髪の毛の成長を促進する毛乳頭細胞が最大30%増殖したという報告があります。

3.成長期を延長させる

エクソソームを退行期を誘発する毛乳頭細胞に投与したところ、毛乳頭細胞の細胞退行を最大45%抑制したという報告があります。すなわち、エクソソームの投与によって成長期が延長され、脱毛が減るということです。

4.成長期から退行期に移行するのを抑制し休止期を短縮する

HARG＋®療法は、毛乳頭細胞の働きを抑えるサイトカインや炎症性サイトカインを抑制するため、髪の毛が成長期から退行期へ早期に移行するのを防ぎます。また、休止期を短縮することも確認されています。

従来のHARG®療法よりも効果を早く実感できる

HARG＋®療法は、従来の製剤からエクソソームのみを抽出した製剤を使用しているため、これまでのHARG®療法よりも早く効果を感じられます。
「2.エクソソーム配合量による治療効果の違い」では、エクソソームの配合割合が高い製剤と低い製剤を患者に投与し、効果が現れるまでの期間を症例画像によって比較しておりますので、実際にはどのような違いが出てくるのかご確認ください。

AGA・女性のびまん性脱毛症・円形脱毛症にも使用可能

HARG＋®療法の大きな特徴として、ほぼ全ての薄毛に使用できることが挙げられます。薄毛治療で多く用いられるAGA治療薬（内服薬）は、基本的には男性にしか使用することができません。しかし、HARG＋®療法はご自身の細胞を活性化させて薄毛を改善する毛髪再生治療となるため、性別や薄毛のタイプを問わず使用できるのです。

HARG＋®療法の副作用

HARG＋®療法は、基本的には大きな副作用の危険性が少ないといわれています。しかし、頭皮に薬剤を直接注入する治療となるため、副作用のリスクはゼロではありません。

• 注入部位の痛み、痒み、発疹等の皮膚症状
• 腫れ、赤み、内出血

などが副作用として現れる可能性があります。これらの症状はどれも軽度のもので、重篤な副作用は報告されていません。

HARG＋®療法と投薬治療（内服薬・外用薬）の違い

AGA治療で最も普及しているのが内服薬や外用薬による治療です。薬による治療は比較的費用を抑えることができ、外科的な負担がないことから薄毛治療の第一選択になることが多いでしょう。また、日本皮膚科学会の定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、投薬治療の推奨度が最も高くなっています。しかし、AGA治療薬にはさまざまな副作用があり、女性には使えないものがあるなどのデメリットもあります。
一方HARG＋®療法は、内服薬や外用薬では効果の出なかった方、副作用の恐れがあるために治療薬を使用できなかった方など、AGA治療薬が適さない方にもおすすめできます。また、性別に関わらず使用できるのも特徴です。中には、さらに高い治療効果を得るために、AGA治療薬と併用してHARG＋®療法を受けられる方もいらっしゃいます。
HARG＋®療法は限られた医療機関でしか受けられない施術のため、AGA治療薬よりも認知度は低いかもしれませんが、毛髪の成長をサポートする高い効果が見込まれるため、薄毛にお悩みの方はぜひ一度当院までご相談ください。

HARG＋®療法の治療の流れ

HARG＋®療法の料金

HARG＋®療法に関するよくある質問